あおときの櫻井です。
あおとき保育園(仮)の設立に向けて、2023年5月23日〜6月1日にかけてフィンランドとデンマークの教育機関やデザイン周りを視察してきました!
今回はフィンランドの保育園をご紹介。
正直数年前から調べ尽くしていた1番楽しみな施設です。
いざ保育園へ
今回アテンドしてくれたメリさんと西ヘルシンキのBjorkholmen駅に着きました。
この辺は東ヘルシンキと違って移民が少ない地域。
そしていわゆる高級住宅街です。
現れた保育園(Lauttasaari Daycare)。
園庭
保育園と思えないモダンな建物の奥から案内されると、大きな園庭が。
ここはフィンランド人とスウェーデン人の保育が併設した施設。区画分けはされているものの、方針は同じ模様。
年齢関係なく子どもたちが遊んでいるため、ビブスの色で年齢分けしているそう。
森を切り開いて作った園庭には、フィンランドらしいゴツい岩が点々としていて、勾配も大きい。
子どもが怪我をすることで危ないということが理解できるということが大切とのこと。
保育士は命に関わる危険なことだけをみてあげる方針。
怪我をさせないように見守る日本の保育とは違いますね。
自然と共存することがテーマのよう。
自然は優しいようで、人工物に比べて危険だらけ。その中で子どもたちが“選択”し、遊びを見つけて行動する。大人が「危ない」と決めつけてしまうことは子どもの判断能力を弱めてしまうことだ、と教えてもらいました。
広々した自然あふれる園庭、これを東京でどう表現していくかは課題ですね。
玄関
副園長のEeva Toikka-Valjusさんがお出迎え。
玄関はこんな感じ。天井には吸音材が。子どもは反響音でストレスを感じてしまうから、極力抑えている。
天井が低めにしているそう。
フィンランドは雨がよく降るから、玄関に服乾燥機が設置さてれている。玄関の匂いはスケート場って感じ(わかるかな?笑)
子どもたちのイニシャルの頭文字と同じ動物が割り当てられていて、自分の靴置き場になってる。面白い。
ちなみに我が子たちの保育園も動物があてがわれているけど、イニシャル合わせはしてない。採用。
子どもたちにそれぞれオリジナルのイラストを作ってあげられたらいいかも!
念押されたのは、今回行った保育園はヘルシンキでも高級住宅地にある保育園、ということ。
実際西ヘルシンキエリアは、移住者が多く、貧富の差も激しい。使用言語も多く、保育士不足、給料が少なく離職も多い、というのが現実だそう。
フィンランド=今回の保育園のようなイメージがあったが、そんなことはないようだ。
次回は保育園内の視察編<後編>です。
moimoi!Kiitos!
櫻井
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【あおとき保育園設立計画ブログ】
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